貴船神社(京都)〜御朱印の情報やご利益、歴史をご紹介します!!〜

京都府
貴船神社ってどんなところ?ご利益は?

御朱印の料金、いただける場所、時間など、本記事では実際に貴船神社に参拝していただいた御朱印、神社の特徴について解説いたします!

 

貴船神社とは?

京都市左京区に佇む貴船神社は水の神様をお祀りする自然に囲まれた古社です。全国に約500社を数える貴船神社の総本宮として知られており、その歴史は飛鳥時代にはすでに御社殿があったとされています。

基本情報

貴船神社(きふねじんじゃ)
所在地:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
TEL: 075-741-2016
参拝時間:9:00〜17:00

ご利益と御祭神

御利益・御祭神

◆御祭神
・高龗神(たかおかみのかみ)
◆ご利益
・運氣隆昌、縁結び、諸願成就

歴史

貴船神社の創建時期は不詳ですが、飛鳥時代には社殿の造替が行われていたことから歴史のある由緒正しい神社です。本宮、結社、奥宮とありますが、創建の地は奥宮の場所だったそうです。洪水で流損したため、1055年に現在の地に本宮が移されました。
以来、1863年までに三十六回余の御造替が行われ、大正時代には国費をもって大修理が行われました。現在の本宮は平成時代に基礎からすべてを一新し建て替えられたものです。

貴船神社の起源については、貴船大神が御鎮座することになった伝説が社記に残されています。「国家安穏 万民守護のため 太古 丑の年の丑の月の丑の日に、天上より貴船山中中腹 鏡岩に天降れり」とあり、現在丑の日が縁日とされている所以でもあります。また別の伝説には、約一六〇〇年前に初代神武天皇の皇母である玉依姫命が「吾は皇母玉依姫なり。恒に雨風を司り以て國を潤し土を養う。また黎民(れいみん)の諸願には福運を蒙(こうむ)らしむ。よって吾が船の止まる処に祠(ほこら)を造るべし」と宣り給い、現在の大阪湾から船に乗り、淀川、鴨川、貴船川を遡り、水源の地として現在の奥宮に至りました。清水の湧き出る霊境吹井(れいきょうふきい)を見つけた玉依姫がここにひとつの祠を建てたのが、貴船神社の起源と伝えられています。

公式ホームページより引用

貴船神社のアクセス


アクセス

◆所在地
京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
◆交通機関
・叡山電鉄鞍馬線「貴船口」下車、徒歩30分
・京都バス「貴船」下車、徒歩5分

貴船神社の御朱印

貴船神社の御朱印です!貴船神社の字が真ん中に描かれたシンプルな御朱印です。
書き置きのものになりますが奥宮の御朱印をいただくこともできます。

御朱印をいただける社務所は参拝後後ろにあります。
御朱印帳も各種いただくことができます。

御朱印情報

授与時間:9:00〜17:00(お立ち寄りの際は必ず公式サイト等でご確認ください)
場所:社務所
御朱印代(初穂料):500円
授受形式:直書き(2024.4月時点)
公式サイト貴船神社ホームページ

貴船神社の見どころをご紹介!!

鳥居をくぐって参拝スタート!貴船神社は下流から上流に向けて本宮・奥宮・結社と回る三社巡りが古い習わしとして残っています。少し距離はありますが30分ほどで回ることができます。

絵馬発祥の社

貴船神社は「絵馬発祥の社」として知られています。
それを表した2頭の馬の像がありました!

絵馬発祥の地

日照りや長雨が続くと、水を司る神様を祀る貴船神社に勅使を派遣していました。降雨を祈願するときには「黒馬」を、止雨を祈願するときには「白馬」を奉納し、実際に生きた馬を献上していたそうです。平安時代にはこの風習が簡素化され、板に馬の絵を描いた「板立馬」が奉納されるようになり、これが現在の「絵馬」の原型になったのだとされています。

水占みくじ

貴船神社の名物「水占みくじ」がありました!
おみくじを水の上に浮かべると文字が浮かび上がってきます。

結社

結社へは本宮から徒歩5分くらい歩きます。
いたるところに案内板があるので、それに沿って歩いていけば辿り着くことができます!

結社は「縁結びのパワースポット」として知られています。御祭神は磐長姫命(いわながひめのみこと)で縁結びの神様です。

磐長姫命(イワナガヒメノミコト)

・神武天皇の曾祖父にあたるニニギノミコトがコノハナサクヤヒメを娶(めと)るとき、コノハナサクヤヒメとイワナガヒメの父親は、姉妹ともに嫁ぐことを申し出ました。しかし、ニニギノミコトはコノハナサクヤヒメのみを望まれたとのこと。イワナガヒメはそれを恥じて、「このような悲しみは私だけにし、人々に良縁を授けよう」と貴船神社に鎮座されたとのことです。

和泉式部が詠んだ歌が刻まれた「歌碑」がありました。貴船神社は古来から恋を祈る神社として知られており、夫との仲が上手くいかなくなった和泉式部がお参りしたところ夫婦仲が円満になったのだとか…!「後拾遺和歌集」に記されている句が石碑に刻まれていました。

和泉式部

平安時代の女流歌人。『後拾遺和歌集』では和泉式部の詠んだ歌が最も多く選ばれている。

奥宮

結社から奥宮へはさらに参道を10分程歩きます。道中には灯籠が置かれており、奥宮へは迷わずに向かうことができます。

奥宮は貴船神社の創建地とされており、本宮が現在の地に移転する前はこの奥宮の場所にご本殿があったそうです。周りは一面緑に囲まれ神秘的な雰囲気を醸し出しています。

伝説によれば、この奥宮のある場所は5世紀の初頭に黄色の船に乗った玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)が大阪湾から川を遡って辿り着いた地だとされています。

御神木でもある「連理の杉」がありました。「連理」とは別々の木が重なって一つになる意味合いを持ち、夫婦や男女の仲睦まじい様を指しています。

二十二社

貴船神社は二十二社の一箇所として知られています。二十二社は以下の通りです。

二十二社

神社の社格の一つで国家の重大事に朝廷から特別の奉幣を受けた神社のこと。なお、現在はその社格制度が廃止され存在しない制度となっています。

 
記載社名現在社名住所
上七社  
太神宮伊勢神宮(内宮)三重県伊勢市五十鈴川上
 伊勢神宮(外宮)三重県伊勢市豊川町
石清水石清水八幡宮京都府八幡市八幡高坊30
賀茂賀茂別雷神社(上賀茂神社)京都府京都市北区上賀茂本山339
 賀茂御祖神社(下鴨神社)京都府京都市左京区下鴨泉川町59
松尾松尾大社京都府京都市西京区嵐山宮町3
平埜平野神社京都府京都市北区平野宮本町1
稲荷社伏見稲荷大社京都府京都市伏見区深草藪之内町68
春日社春日大社奈良県奈良市春日野町160
中七社  
大原野大原野神社京都府京都市西京区大原野南春日町1152
大神社大神神社(三輪神社)奈良県桜井市三輪1422
石上社石上神宮奈良県天理市布留町384
大和社大和神社奈良県天理市新泉町星山306
廣瀬社廣瀬大社(廣瀬神社)奈良県北葛城郡河合町大字川合99
龍田社龍田大社(竜田大社)奈良県生駒郡三郷町立野南1-29-1
住吉社住吉大社大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
下八社  
日吉社日吉大社滋賀県大津市坂本5-1-1
梅宮梅宮大社京都府京都市右京区梅津フケノ川町30
吉田社吉田神社京都府京都市左京区吉田神楽岡町30
廣田社廣田神社(広田神社)兵庫県西宮市大社町7-7
祇園社八坂神社京都府京都市東山区祇園町北側625
北野社北野天満宮京都府京都市上京区馬喰町
丹生社丹生川上神社(上社)奈良県吉野郡川上村大字迫167
 丹生川上神社(中社)奈良県吉野郡東吉野村大字小968
 丹生川上神社(下社)奈良県吉野郡下市町長谷1-1
貴布禰貴船神社

京都府京都市左京区鞍馬貴船町180

まとめ

読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、魅力溢れる貴船神社にお立ち寄りください!

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