壬生寺とは?

壬生寺は正暦2年(991年)に快賢僧都により創建された律宗の寺院です。京都三大念仏狂言の一つである壬生狂言が有名で、京都では第一号として重要無形民俗文化財に指定されています。また幕末には新選組の兵法調練場としても使われ、武芸や大砲などの訓練が行われた場所としても有名です。
所在地:京都市中京区壬生梛ノ宮町31
TEL:075-841-3381
参拝時間:8:30~16:30
御利益と御本尊
壬生寺がお祀りしているのは延命地蔵菩薩です。延命地蔵菩薩は、安産や病気平癒、長寿、知恵を授かるご利益があるとされています。
・延命地蔵菩薩
◆御利益
・安産、病気平癒、長寿、知恵、厄除け、開運、金運上昇など
歴史

律宗・壬生寺は正暦2年(991年)に快賢僧都によって創建されました。宗派は南都六宗の一つである律宗に属しています。
本尊は「延命地蔵菩薩」でしたが、昭和37年(1962年)に本堂を全焼し本尊「地蔵菩薩像」を含む多数の寺宝を失ってしまいました。その後、新しい本尊である「延命地蔵菩薩立像」が、律宗・総本山唐招提寺から移されて、昭和45年(1970年)に本堂の落慶法要が行われ、現在の本尊となっています。
壬生寺のアクセス
京都市中京区壬生梛ノ宮町31
◆交通機関
・市バス「壬生寺道」下車より徒歩約5分
壬生寺の御朱印

壬生寺の御朱印です!御本尊である「地蔵尊」の文字が描かれた御朱印をいただくことができます。

御朱印は寺務所でいただくことができます。
壬生寺の見どころをご紹介!!

門をくぐって参拝スタート!

境内社である「一夜天神」がありました。菅原道真をお祀りしており、学業成就のご利益をいただくことができます。

菅原道真公にゆかりのある狛牛もいらっしゃいました。

三福川稲荷堂(みぶがわいなりどう)がありました!壬生の地の田畑の豊作を祈願してお祭りされたのだそうです。

「夜泣き地蔵」は長引く病気平癒や幼児の夜泣き止めにご利益があるのだと言われています。

本堂の隣には「千体仏塔」がありました。平成元年(1988年)に建立されたもので、この塔の石仏は明治時代に京都市の区画整理の際に各地から集められたものです。室町時代からの阿弥陀如来像や地蔵菩薩像など1,000体が円錐形に安置されています。

壬生寺にある壬生塚には、幕末の新選組隊士の墓などがあります。新撰組ゆかりの刀や法被など貴重な蔵品を見ることができます。


壬生塚内には近藤勇、土方歳三の胸像がありました。この壬生塚には近藤勇の遺髪塔や新選組屯所で暗殺された隊士・芹沢鴨と平山五郎の墓、勘定方・河合耆三郎の墓の他、隊士7名の合祀墓があります。

壬生寺では壬生狂言を観覧することができます!壬生狂言は「京都三大念仏狂言」として有名です。ぜひご覧になってはいかがでしょうか。

中院は文政12年(1829年)に再建されました。「洛陽三十三観音霊場第二十八番札所」の本尊である本尊の十一面観音菩薩や、「京都十二薬師霊場第四番札所」の歯薬師如来像が安置されています。
まとめ
読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、魅力溢れる壬生寺にお立ち寄りください!
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