「経津主神(フツヌシ)」とは?日本三軍神に数えられる武の神様の概要、ご利益を解説します!

日本神話
「経津主神(フツヌシ)」とは?日本神話にて武の神様として日本三軍神にも数えられる経津主神(フツヌシ)について解説します!
 

経津主神(フツヌシ)とは?

ここでは日本三軍神として知られる経津主神(フツヌシ)について紹介します!

日本三軍神
建御雷之男神(タケミカズチオノカミ)、経津主神(フツヌシノカミ)、建御名方之命(タケミナカタ)の3柱のことです。

生まれについて

経津主神(フツヌシ)は磐筒男神(イワツツノオノカミ)と磐筒女神(イワツツノメノカミ)を親として生まれた神様です。日本の国や神々を産んだイザナミは、火の神カグツチを生んだときに大やけどを負って亡くなりました。夫のイザナギは悲しみのあまりカグツチを切り殺します。イザナギがカグツチを斬り殺した際に剣からこぼれ落ちた血から生まれた神様の中に磐裂神(イワサクノカミ)と根裂神(ネサクノカミ)がいて、この二柱を親として磐筒男神と磐筒女神が誕生、この二柱を親として経津主神(フツヌシ)が生まれました。

国譲りの伝説

 出雲では大国主神(オオクニヌシ)によって国が繁栄していました。その繁栄を見たアマテラスは、その国を譲らせてアマテラスの子孫に治めさせることを計画します。 そこで、国を譲らせるための使者を送ったのですが、大国主神の魅力に心酔して帰らない者、妻を作って出雲に居ついてしまう者などばかりでうまくいきません。この状況を見かねて、次の使者として送られたのが経津主神(フツヌシ)と建御雷之男神(タケミカズチオノカミ)です。どちらも武の神様であることから武力で国を譲らせようとしたわけです。
 二神が国譲りを迫ると、大国主神は子供たちに判断を委ねます。釣りをしていた事代主神(コトシロヌシ)は、武力では敵わないのを見て取ると国譲りを認めました。 もう一人の子ども建御名方之命(タケミナカタ)は、建御雷之男神と勝負に挑みますが、全く歯が立たず降参してしまいます。 これを聞いた大国主神は、立派なお社を立てることを条件に国を譲ることを承知しました。こうして建てられたのが出雲大社です。

別名

  • 布都努志命(ふつぬしのみこと)
  • 布都主神(ふつぬしのかみ)
  • 伊波比主神(いわいぬしのかみ)
  • 斎主神(いわいぬしのかみ)
  • 香取神(かとりのかみ)

御利益(ご利益)

経津主神(フツヌシ)は日本三軍神に数えられる武の神様です。武運長久や必勝祈願のご利益をいただくことができます。

御利益
◆御利益
・勝利祈願、必勝祈願、縁結び、安産祈願

経津主神(フツヌシ)を祀る神社

香取神宮

全国の香取神社や、その総本社である香取神宮をはじめ多くの神社でお祀りされています。香取神宮では香取大神の名で親しまれています。

  • 香取神宮(千葉県香取市)
  • 全国の香取神社
  • 一之宮貫前神社(群馬県富岡市)
  • 枚岡神社(大阪府東大阪市)
  • 春日大社(奈良県奈良市)
  • 赤城神社(群馬県高崎市)

コメント

タイトルとURLをコピーしました