わら天神宮（敷地神社）とは？

京都市北区に佇む「わら天神宮」は正式名称「敷地神社」と呼ばれる神社です。古来よりこの神社では稲わらで編んだ籠でお供えをしており、抜け落ちたわらを安産を願う妊婦さんが持ち帰るようになったそうです。そのわらを切り取り安産のお守りとして妊婦さんに授与するようになり、そのわらのお守りの珍しさから「わら天神宮」という通称名が広まりました。安産・子授けのご利益を求めて多くの人々が参拝に訪れます。

御利益と御祭神

わら天神宮の御祭神は「木花開耶姫命」です。木花開耶姫命は邇邇芸命（ニニギノミコト）と結ばれた神様で、火中の中で無事に出産したことから安産の神、また火の神として信仰されています。

歴史

　わら天神宮の正式名称は「敷地神社(しきちじんじゃ)」といい、平安時代以前に創建されたとされています。北山を神格化し信仰が始まったものであり、828年に大雨や大地震などの天災が起きた際には、淳和天皇が安寧を祈願されたと『類聚国史(るいじゅうこくし)』に記載されています。
　1397年には、足利三代将軍義満による鹿苑寺（金閣寺）の造営にあたり参拝に不便となったことから、現在地へ遷座し社号を「敷地神社」としました。その後は応仁の乱などで一時荒廃しましたが、1847年の大補修、1935年の改修を経て現在に至ります。

わら天神宮（敷地神社）のアクセス

わら天神宮（敷地神社）の御朱印

わら天神宮の御朱印です。かわいいイラストのデザインがされた御朱印をいただくことができます！

わら天神宮（敷地神社）の見どころをご紹介！！

鳥居をくぐって参拝スタート！！

手水舎で身を清めていきましょう！

本殿は1847年の大補修、1935年の改修を経て現在に至ります。

本殿の隣には境内社である六勝神社がありました。必勝、成功、開運及び商売繁盛の御利益をいただけるのだとか！

境内には末社が3社あり、大山祇神社はその一つです。大山祇神はわら天神宮の御祭神である木花開耶姫命の父神です。

樹齢千数百年に及ぶ神木綾杉の霊を祀る綾杉明神がありました。昔から御神木として信仰されてきた杉の木が明治時代の暴風により倒壊してしまい、その残った幹をお祀りしているものだとのことです。

末社にはその他にも八幡神社がありました！

わら天神宮では各種おみくじをいただくことができます。

休憩スペースなどもあるので、参拝で疲れた際には立ち寄ってはいかがでしょうか？

西大路七福社ご利益めぐり

わら天神宮は「西大路七福社ご利益めぐり」の一箇所に指定されています。

京都十六社朱印めぐり

わら天神宮は「京都十六社朱印めぐり」の一箇所に指定されていて、上記のような御朱印をいただくことができます！

まとめ

読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、魅力溢れるわら天神宮にお立ち寄りください！