新田神社とは?

新田神社は、南北朝時代の武将・新田義興公を祀る神社で、矢口渡での悲劇に由来します。義興公の忠義と無念をしのび、地元では「運を開き守る神」として信仰を集めています。また、破魔矢発祥の地としても有名です。
所在地:東京都大田区矢口1-21-23
TEL:03-3758-1397
参拝時間:9:00~16:30
御利益と御祭神
新田神社がお祀りしているのは新田義興公です。
・新田義興公(にったよしおきこう)
◆御利益
・勝運、出世開運、武運長久など
歴史

新田神社は、南北朝時代の武将・新田義興公(にったよしおきこう)の御霊をお祀りする神社です。義興公は新田義貞の次男として生まれ、後醍醐天皇より「義貞の家を興すべき人」として「義興」の名を賜り、南朝方の武将として各地で奮戦しました。
しかし、その勇名を恐れた足利基氏・畠山国清らの策略によって、正平13年(1358年)、多摩川の「矢口の渡」で舟に乗せられた際に謀殺されました。舟底の栓を抜かれたことで沈没し、伏兵に囲まれる中、義興公は自刃し、家臣らと共に壮烈な最期を遂げました。これが「矢口の渡しの悲劇」として語り継がれています。
その後、義興公の怨霊は「光り物」として夜な夜な矢口の地に現れ、人々を悩ませました。恐れた村人たちは墳墓を築き、祠を建てて「新田大明神」として祀り、義興公の霊を鎮めました。これが新田神社の起源とされています。
現在も「運を開き守る神」として厚く信仰を集めており、神社名はもちろん、東急多摩川線の「武蔵新田駅」の名の由来にもなっています。義興公の忠義と無念は、今もこの地に生き続けています。
新田神社のアクセス
東京都大田区矢口1-21-23
◆交通機関
・東急多摩川線「武蔵新田駅」徒歩3分
新田神社の御朱印

新田神社では上記のような御朱印をいただくことが出来ます!御朱印は月替わりのものをいただけます!
新田神社の見どころをご紹介!

鳥居をくぐって参拝スタート!

手水舎で身を清めていきましょう!

御神木である大きな欅の木がありました!樹齢700年と歴史が深く、江戸時代の落雷や東京大空襲といった難を乗り越えてきたことから「健康長寿」、「病気平癒」、「美容」などの霊験があると古来より伝えられています。

末社として稲荷神社がありました!
宇迦之御魂神を京都の伏見稲荷大社から勧請して創立されました。

大黒天様と恵比寿様の石像がありました!

新田神社は多摩川七福神めぐりの一ヶ所として恵比寿神をお祀りしています!

境内の左奥へ向かうと石でできた卓球台がありました。ラケットなどの貸し出しも行っているようです!

力石がありました!力石は江戸時代〜明治時代にかけて鍛錬や娯楽として力試しに用いられたそうです。

「うなる狛犬」と呼ばれる狛犬が!新田義興公への謀略を企てた足利基氏家臣の一族の者、またその血縁者末裔が新田神社付近に来ると、雨が降り、この狛犬がうなったという言い伝えがあります。

その他、新田神社では各種おみくじや絵馬をいただくことができます!

絵馬は「絵馬書き処」でゆっくりと書くことができます!
まとめ
読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、魅力溢れる新田神社にお立ち寄りください!
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