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神戸三宮神社とは?

神戸三宮神社は、三宮の地名の由来ともなった歴史ある神社で、天照大御神の御子・湍津姫命をお祀りしています。航海安全や商売繁盛の神として古くから厚く信仰され、神戸開港や神戸事件とも深い関わりを持ちます。神戸の中心地として多くの参拝客が訪れます。
所在地:神戸市中央区山本通1-3-5
TEL:078-221-1281
参拝時間:9:00~17:00
御利益と御祭神
神戸三宮神社がお祀りしているのは湍津姫命です。
・湍津姫命(たきつひめのみこと)
◆御利益
・航海安全、商売繁盛など
歴史

神戸三宮神社は、神戸の中心地・三宮の地名の由来にもなった、歴史と信仰の深い神社です。ご祭神は天照大御神の御子・湍津姫命(たきつひめのみこと)で、航海安全・商売繁盛の神様として古くから崇敬を集めてきました。
創建年代は定かではありませんが、江戸時代の記録にはすでにその存在が見られ、境内には1732年(享保17年)の手水鉢や1748年(寛延元年)の石灯籠など、当時を偲ばせる遺物が残ります。かつてこの地は尼崎藩の領地であり、藩主による石灯籠の奉納も伝わっています。当時の神社は西国街道沿いに位置し、鬱蒼とした森と清水の湧く井戸を有し、旅人の憩いの場としても知られていました。この清水は港に出る船の飲料水にも使われ、航海の安全を祈る象徴でもありました。
また、境内には源平合戦にまつわる「河原霊社」や、1868年(慶応4年)に起きた「神戸事件(旧称・三宮事件)」の記念碑と大砲が残され、神戸開港の歴史と密接に関わる地でもあります。明治維新以降、周辺は急速に発展し、三宮の名は駅名や商業地として全国に知られるようになりました。
戦時中の空襲や阪神淡路大震災による被害を受けながらも、そのたびに再建と整備を重ね、現在も市民の信仰を集めています。境内の三宮稲荷・安高稲荷大明神は古くから霊験あらたかとされ、今も京都・大阪方面からの参拝者が絶えません。長い歴史の中で神戸の発展とともに歩んできた、まさに「神戸の原点」といえる神社です。
神戸三宮神社のアクセス
神戸市中央区山本通1-3-5
◆交通機関
・JR・阪神電車「元町駅」徒歩約3分、JR「三ノ宮駅」徒歩約5分、阪急電車・阪神電車「神戸三宮駅」徒歩約5分
神戸三宮神社の御朱印

神戸三宮神社では上記のような御朱印をいただくことができます!
神戸三宮神社の見どころをご紹介!

鳥居をくぐって参拝スタート!

手水舎がありました!手水舎で身を清めていきましょう!

神戸三宮神社は「神戸事件発生の地」としても知られており、その史跡がありました。

境内には神戸事件の際に、外国兵との交戦に備前の藩兵は三門の大砲を率いて応戦します。三宮神社には、その時使われた大砲と同時期に使われていたものが置かれています。

境内社として「三宮稲荷」と「安高稲荷大明神」がありました!いずれも商売繁盛や五穀豊穣のご利益があるとされています。

同じく境内社として「河原霊社」がありました。1184年(寿永3年)に起こった源平一ノ谷の合戦で活躍した、源氏の河原兄弟の霊を祀るために建立されたのだそうです。

そのほか、神戸三宮神社では各種絵馬やおみくじなどをいただくことができます!
神戸八社巡り(生田裔神八社めぐり)

201年、神功皇后が三韓征伐から帰国の途中に現在の神戸の地に生田神社を建立しました。神功皇后は神のお告げにより、その生田神社周辺の八社を巡拝したといいます。 神戸にはその神功皇后の参拝順に従って一宮~八宮と名付けられた神社があり、それを巡るのがこの八社巡りです。
戦前から節分に巡るのが風習であったと伝えられていますが、現在は初詣や一日参りに八社を巡る人も多く、厄除けなどのご利益をいただくことができるとされています。
まとめ
読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、魅力溢れる神戸三宮神社にお立ち寄りください!
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