羽田神社とは?

羽田神社は、約800年前に創建された羽田の総鎮守で、須佐之男命と稲田姫命をご祭神としています。航空安全や病気平癒、縁結びなど幅広いご利益で知られ、羽田空港に関わる人々からも篤く信仰されています。境内には大田区文化財の「羽田富士」もあり、年間を通じて多くの参拝客が訪れます。
所在地:東京都大田区本羽田3-9-12
TEL:03-3741-0023
参拝時間:9:00~17:00
御利益と御祭神
羽田神社がお祀りしているのは須佐之男命、稲田姫命です。
・須佐之男命(すさのおのみこと)
・稲田姫命(いなだひめのみこと)
◆御利益
・航空安全、旅行安全、縁結び、病気平癒、厄除けなど
歴史

羽田神社は、鎌倉時代に羽田浦の領主・行方与次郎(なめかたよじろう)が牛頭天王を祀ったことを起源とし、以来800年にわたり羽田の「氏神様」として人々に崇敬されてきました。地元では親しみを込めて「てんのうさん」とも呼ばれています。
江戸時代には徳川家や島津家、藤堂家などから厚い信仰を受け、特に文久元年(1861年)には天然痘が流行した折、将軍・徳川家定が病気平癒を祈願し快復したことから、「病気平癒の神様」として広く知られるようになりました。
明治元年(1869年)には、自性院の境内に祀られていた牛頭天王社が独立して八雲神社となり、さらに明治40年に羽田神社と改称。現在に至るまで羽田一帯、さらには羽田空港までを氏子区域とし、航空会社各社からも篤く信仰されています。航空安全祈願の参拝は年間を通じて絶えることがありません。
また、境内には明治初年に造られた「羽田富士」が残されており、当時の人々が富士山に憧れて築いた模造富士として、大田区文化財に指定されています。昭和63年に新社殿が竣工し、平成・令和の時代に二度のお塗り替えを経て、今もなお羽田の地を見守り続けています。
羽田神社のアクセス
東京都大田区本羽田3-9-12
◆交通機関
・京浜急行電鉄「大鳥居駅」徒歩5分
羽田神社の御朱印

羽田神社では上記のような御朱印をいただくことができます!

また、ANAやJALとのコラボ御朱印帳などもいただくことができます。上記はANAとのコラボ御朱印帳です!
羽田神社の見どころをご紹介!

鳥居をくぐって参拝スタート!

参拝前に手水舎で身を清めていきましょう!御祭神である須佐之男命(牛頭天王)にあやかり「牛」が手水舎にいらっしゃいます。

境内には羽田富士塚がありました!明治初年に造られた歴史のある富士塚です。

富士塚に登れる時間は決まっているので、調べてから参拝をしましょう!

羽田神社には多くの境内社がありました。赤い鳥居が並びます!

鈴納稲荷神社は、天明4年(1784年)に羽田猟師町の名主・鈴木弥五右衛門が干潟を開拓した鈴納耕地の安全を祈って稲荷社を建立したのが始まりです。1956年の戦後の立ち退きを経て、羽田神社境内に鈴納稲荷社が再建されました。

徳川幕府中期以降、羽田神社の鎮座するこの地は増田市左衛門が開墾し「増田新田」と呼ばれており、それに由来して増田稲荷神社がお祀りされていました。戦後の道路拡幅に伴い、羽田神社の境内へ移されました。

日枝神社は西町・前河原の守護神として祀られ、文化年間の古文書にも記されている社です。太平洋戦争で廃失しましたが、その後再建、昭和三十六年に羽田神社の境内社となりました。

羽田稲荷神社は井上軍左衛門宅の庭内神社として祀られていましたが、昭和五十五年十一月、羽田神社境内末社となりました。

鳳輦庫がありました!ここに格納されている鳳輦(ほうれん)は東京オリンピック開催年の1964年に製作され、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に合わせて修復されています。

八雲神社之碑(疱瘡神)がありました。昔の人々は疱瘡(天然痘)に対して畏敬の念を表し、その原因を「疱瘡神」によるものとして崇め祀ってきました。疱瘡の流行が収まった現在においては、病気平癒の神としても信仰されています。

羽田神社では各種おみくじや絵馬をいただくことができます!

絵馬は飛行機のデザインが描かれています!
まとめ
読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、魅力溢れる羽田神社にお立ち寄りください!
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