西新井大師とは?

西新井大師は真言宗豊山派の寺院で、弘法大師空海が関東巡錫の折に十一面観音像を安置したことに始まります。枯れ井戸から清水が湧き出て病が癒えた霊験から「西新井」の地名が生まれ、江戸時代以降は広く信仰を集めました。川崎大師と並ぶ「関東三大師」のひとつとして、正月には初詣の多くの参拝客が訪れます。
所在地:東京都足立区西新井1-15-1
TEL:03-3890-2345
参拝時間:9:00~16:30
御利益と御本尊
西新井大師の御本尊は十一面観世音菩薩、弘法大師です。
・十一面観世音菩薩
・弘法大師
◆御利益
・厄除、開運、方位除け、所願成就など
歴史

西新井大師は正式には、五智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)と称し、真言宗豊山派に属する名刹です。
その起源は天長3年(826年)に遡ります。関東を巡錫していた弘法大師空海が当地に立ち寄り、悪疫に苦しむ村人を救うため、自ら十一面観音像と自身の像を刻みました。そして枯れ井戸のほとりに像を安置し、二十一日間の護摩修法を行ったところ、清らかな水が湧き出て人々の病が癒えたと伝えられています。この霊験あらたかな井戸は「加持水」と呼ばれ、寺の西側にあったことから「西新井」という地名が生まれたといわれています。
以後、寺は地域信仰の中心として栄え、とりわけ江戸時代には関東一円から多くの参詣者が訪れるようになりました。江戸中期に建立された本堂は昭和41年(1966年)の火災で焼失しましたが、本尊の十一面観音像は難を逃れ、昭和46年(1971年)に本堂が再建されて現在に至っています。
現在、西新井大師は川崎大師・観福寺大師堂(佐野厄よけ大師)と並ぶ「関東三大師」のひとつに数えられ、正月の初詣には数十万人が訪れる関東有数の霊場です。境内には弘法大師ゆかりの加持水の井戸をはじめ、多くの堂宇や史跡が残されており、今もなお人々の信仰を集めています。
西新井大師のアクセス
東京都足立区西新井1-15-1
◆交通機関
・東武大師線「大師前駅」徒歩5分
西新井大師の御朱印

西新井大師では上記のような御朱印をいただくことができます!
西新井大師の見どころをご紹介!

山門をくぐって参拝スタート!両隣には金剛力士像がいらっしゃいます。

門を通ると塩地蔵様がいらっしゃいました。特にいぼ取りに霊験があるとのことです。

六角観音堂では聖観世音菩薩像をお祀りしています。

水屋で身と口を清めていきましょう!

大本堂の前には御祈願の受付所がありました。御朱印はここではなく、大本堂を登って奥でいただくことができます。

受付所の前にはベンチと緑豊かな安らぎのスペースがありました。疲れたときはこちらで休んでみてはいかがでしょうか?

水洗い地蔵様がいらっしゃいました。特に寿命長遠の功徳があるとされているとのことです。

境内の左奥には「四国八十八箇所お砂踏み霊場」がありました。厄除弘法大師のご利益と観音慈悲の功徳を一時に与えて下さる礼拝所で、正面で合唱礼拝、「南無大師遍照金剛(なむたいしへんじょうこんごう)」と唱えながら一周してお詣りします。

「弘法大師立像」がいらっしゃいました。お大師様が四国を行脚された時のお姿を見ることができます。

さらに奥には「弁財池」と「弁天堂」がありました。七福神の一人である弁財天をお祀りしており、池ではたくさんの鯉が泳いでいました!

「権現堂」がありました。当山建立の際に、地鎮のため権現様をお祀りしたことに始まるそうです。

「如意輪堂(女人堂)」では如意輪観音をお祀りしています。女性の諸願成就に霊験があるとされています。

大本堂の後ろには「奥の院」がありました。高野山奥の院を関東に奉迎してお祀りしたものだそうです。

境内の右奥には「出世稲荷神社」がありました。五穀豊穣、商売繁盛のご利益などをいただくことができます。

その他、西新井大師では各種おみくじや絵馬などをいただくことができます!
まとめ
読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、魅力溢れる西新井大師にお立ち寄りください!
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