櫛名田比売（クシナダヒメ）とは？

クシナダヒメは八岐大蛇伝承（ヤマタノオロチ）で、スサノオが救うことを条件に妻に迎えられた女神様です。その名が「奇し稲田」と表されることから稲田の女神とされていますが、スサノオが八岐大蛇に挑むとき櫛に姿を変えたので、櫛を挿した女性（＝巫女）を意味したのではないかともいわれています。

八岐大蛇伝承

ヤマタノオロチという怪物に毎年娘を食われている夫婦とその娘のクシナダヒメに出会ったスサノオが、クシナダヒメとの結婚を条件にヤマタノオロチを退治したという伝承。クシナダヒメはヤマタノオロチ退治が終わるまで櫛に変えられています。

別名

・奇稲田姫（クシイナダヒメ）
・稲田姫（イナダヒメ）
・真髪触奇稲田姫（マカミフルクシイナダヒメ）
・久志伊奈太美等与麻奴良比売命（クシイナタ　ミトヨマヌラヒメノミコト）

クシナダヒメは別名を「奇稲田姫（クシイナダヒメ）」と称されるように稲田の女神として信仰されています。そのことから五穀豊穣の御利益をいただくことができるとされています。

御利益

◆御利益
・五穀豊穣、金運招福、開運招福、縁結び、夫婦和合

・広峯神社（兵庫県姫路市）
・氷川神社（さいたま市大宮区）
・須佐神社（島根県出雲市）
・八重垣神社（島根県松江市）
・須我神社（島根県雲南市）
・八坂神社（京都市東山区）
・櫛田神社（富山県射水市）
・櫛田宮（佐賀県神埼市）六所神社
・各地（旧武蔵の国に偏在）の氷川神社