城南宮とは?

城南宮は平安遷都の折に都の南に国の守護神として創建された神社です。境内にある神苑は「源氏物語花の庭」と呼ばれ、雅やかな「曲水の宴」が催されます。春には綺麗な藤の花、秋には紅葉など美しい風景が楽しめます。また、京都五社めぐりの一箇所としても知られ多くの参拝で賑わいます。
城南宮(じょうなんぐう)
所在地:京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
TEL:075-623-0846
参拝時間:9:00〜16:30
御利益と御祭神
城南宮がお祀りしているのは国常立尊、八千矛神、息長帯日売尊です。この三柱を合わせて城南大神としてお祀りしています。
・国常立尊(くにのとこたちのみこと)
・八千矛神(やちほこのかみ)
・息長帯日売尊(おきながたらしひめのみこと)
◆御利益
・方除、厄除、交通安全、旅行安全
歴史

延暦13年(西暦794年)の平安京遷都の際に、都の安泰と国の守護を願い、城南大神をお祀りしたことが城南宮の創建です。
平安時代後期には白河上皇や鳥羽上皇によって、城南宮を取り囲むように城南離宮(鳥羽離宮)が造営されて院政の拠点となると、城南宮は離宮の鎮守として崇められ、9月の城南祭では神輿行列や流鏑馬、競馬(くらべうま)などが行われ大いに賑わったそうです。
承久3年(1221年)、後鳥羽上皇は朝権を回復すべく城南流鏑馬の武者揃えと称して兵を募られ、鎌倉幕府との間に承久の乱が起こりました。
明治維新期に発生した「鳥羽伏見の戦い」は、城南宮の参道に置かれた薩摩藩の大砲が轟いて始まったものとされており、旧幕府軍に勝利すると薩摩の軍勢は城南宮の御加護によって勝利を得られたと御礼参りに訪れました。
現在でも城南宮は「方除の大社」として、引越・工事・旅行の安全、厄除を願う全国の人々から信仰されています。
城南宮のアクセス
京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
◆交通機関
・地下鉄・近鉄電車「竹田」駅下車、徒歩約15分
・市バス・京阪バス「城南宮東口」下車
城南宮の御朱印

城南宮の御朱印です。「方除の大社」と描かれた御朱印をいただくことができます。
城南宮の見どころをご紹介!!

鳥居をくぐって参拝スタート!

手水舎で身を清めていきましょう!

社殿の前には非常に大きな拝殿が鎮座していました。

源氏物語花の庭と呼ばれる「神苑」がありました。中に入ると緑豊かな庭園が広がります。一面に紅葉が植えられており、秋には非常に綺麗な紅葉を見ることができます。

春には「藤の花」が咲きます。こちらもとても綺麗でした!

境内社「真幡寸神社(まはたきじんじゃ)」です。この神社では応仁天皇をお祀りしています。

城南宮では各種おみくじをいただくことができます。神馬おみくじは馬の形したおみくじがとてもかわいいです!

城南宮は「鳥羽伏見の戦い」に縁のある神社です!城南宮の参道に置かれた薩摩藩の大砲によって戦いが始まったとされています。
京都五社めぐり

城南宮は「京都五社めぐり」の一箇所に指定されていて、上記のような色紙に朱印をいただくことができます!
神社 | ご利益 | 住所 |
---|---|---|
賀茂別雷神社 | 縁結び、恋愛、家内安全、子孫繁栄 | 京都市北区上賀茂本山339 |
松尾大社 | 酒造の神様 | 京都市西京区嵐山宮町3 |
城南宮 | 方除、厄除、交通安全、旅行安全 | 京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7 |
平安神宮 | 開運招福、厄除け、縁結び | 京都府京都市左京区岡崎西天王町97 |
八坂神社 | 厄除け、家内安全、商売繁昌、縁結び、学業成就 | 京都府京都市東山区祇園町北側625 |
まとめ
読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、魅力溢れる城南宮にお立ち寄りください!
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