妻恋神社とは?

妻恋神社は日本武尊が東国平定の帰路、亡き妃・弟橘媛命を偲び「吾妻はや」と嘆いたことに由来して創建された神社です。古くから稲作地帯として栄え、五穀の神を祀る妻恋稲荷神社も併せて信仰されています。今も伝承とともに親しまれ、多くの参拝客が訪れます。
所在地:東京都文京区湯島3-2-6
TEL:03-5577-5240
参拝時間:社務所11:00~15:00
御利益と御祭神
妻恋神社がお祀りしているのは日本武尊、弟橘媛命です。
・日本武尊(やまとたけるのみこと)
・弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)
・倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
◆御利益
・縁結び、夫婦円満、恋愛成就など
歴史

妻恋神社の歴史は、古代の英雄・日本武尊(やまとたけるのみこと)の伝承に深く結びついています。『古事記』や『日本書紀』に記される日本武尊は、景行天皇の命により東国平定に向かい、途中の海で暴風に見舞われた際、妃・弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)が尊の身代わりとして入水し、海を鎮めました。
その後、東国を無事平定した日本武尊が、帰路に上総国の碓日嶺から東南の海を望み、亡き妃をしのんで「吾妻はや」と叫んだことが、「妻恋」の名の由来とされます。
妻恋神社は、その際の行宮、つまり一時的な滞在地の跡に創建されたと伝えられています。また、「ユシマ」は「聖なる水辺の地」を意味し、古くから稲作が営まれていたことから、五穀の神である倉稲魂命を祀る妻恋稲荷神社も併せて信仰を集めてきました。
近年では、戦災で失われた鈴が昭和52年に復元され、江戸時代の版木から再び縁起物の頒布も行われました。平成23年の東日本大震災で本殿屋根が損壊するも、奉賛を得て修復され、復興祈願として平成25年に奉納された日本画をもとに授与品「吉夢(よいゆめ)」の頒布も始まりました。こうして、古代の伝承とともに地域の信仰を今に伝える神社として、多くの人々に親しまれています。
妻恋神社のアクセス
東京都文京区湯島3-2-6
◆交通機関
・JR各線「御茶ノ水駅」徒歩10分
妻恋神社の御朱印

妻恋神社の御朱印です!妻恋神社では上記のような御朱印をいただくことができます!
妻恋神社の見どころをご紹介!

鳥居をくぐって参拝スタート!

手水舎で身を清めていきましょう!

妻恋神社では境内社として「妻恋稲荷神社」が合祀されています!

妻恋神社では各種おみくじや絵馬をいただくことができます!

絵馬には「日本武尊」とその妃である「弟橘媛命」が描かれたものをいただくことができます。

社殿の左手奥には「水子地蔵」がいらっしゃいました!亡くなった胎児を回向(えこう)するために建てた地蔵菩薩です。
まとめ
読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、魅力溢れる妻恋神社にお立ち寄りください!
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