港区は高層ビルが立ち並ぶ近代的な街並みの一方で、歴史ある神社仏閣が今も大切に守られているエリアです。そんな港区で楽しめるのが、都心を歩きながら福を集める「港七福神めぐり」。江戸時代から信仰されてきた七福神を一日で巡ることができ、開運・健康・金運・商売繁盛など、さまざまなご利益を授かれると人気です。本記事では、港七福神めぐりの特徴や巡り方、各寺社の見どころを分かりやすくご紹介します!
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七福神めぐりとは?

七福神めぐりとは、七福神(恵比寿・大黒天・毘沙門天・弁財天・布袋・福禄寿・寿老人)を祀る寺社を順番に巡拝することで、福運を授かる日本独自の信仰行事です。 室町時代ごろに始まったとされ、江戸時代には庶民の間で正月行事として広く定着しました。
七福神がそれぞれ「商売繁盛」「金運」「長寿」「学業」「家庭円満」など異なるご利益を司ることから、すべてを巡ることで「七つの福」を一度に授かるといわれています。 正月の初詣と合わせて七福神めぐりを行うことで、一年の幸福と無病息災を願う風習として今も多くの人々に親しまれています。
港七福神とは?
港七福神めぐりは、昭和8年(1933)に始まった「麻布稲荷七福神詣」を起源とする、都心ならではの七福神めぐりです。戦時下の影響により昭和15年(1940)に一度中断されましたが、昭和41年(1966)に巡拝所を再編し、現在の「港七福神めぐり」として復活しました。この七福神めぐりの大きな特徴は、七福神に加えて「宝船」を含む計8カ所を巡拝する点にあります。宝船は七福神の福を一つに集める象徴とされ、すべて巡ることでより大きなご利益が得られるといわれています。
巡拝コースは六本木・麻布エリアを中心としており、東京タワー、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、麻布十番商店街など、東京を代表する観光名所が徒歩圏内に点在しています。歴史ある神社仏閣への参拝と、最先端の都市景観やグルメ・ショッピングを同時に楽しめるのが魅力です。
■[歩行距離]約7.2km
■[最寄り駅]東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」、東京メトロ日比谷線「神谷町駅」、都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門駅」
■[モデルコース]大門駅→宝珠院(弁財天)→飯倉熊野神社(恵比寿)→十番稲荷神社(宝船)→大法寺(大黒天)→麻布氷川神社(毘沙門天)→櫻田神社(寿老神)→天祖神社(福禄寿)→久國神社(布袋尊)→六本木一丁目駅
港七福神の寺社8社

港七福神めぐりでは上記のような色紙を各社でいただくことができます!色紙を受け取って七福神めぐりをスタートしましょう!港七福神の寺社は以下の8社です!
- 【恵比寿神】飯倉熊野神社
- 【弁財天】宝珠院
- 【宝船】十番稲荷神社
- 【大黒天】大法寺
- 【毘沙門天】麻布氷川神社
- 【寿老神】櫻田神社
- 【福禄寿】天祖神社
- 【布袋尊】久國神社
【恵比寿神】飯倉熊野神社

飯倉熊野神社は700年頃からはすでに現在の地に鎮座されていたと伝えられているほど歴史のある神社です。熊野神社と呼ばれることから八咫烏が至る所にいらっしゃいます。恵比寿神は、境内左側の太田稲荷神社に祀られていましたが、平成13年に本殿相殿として合祀されました。

港七福神では上記のような色紙を各社でいただくことができます!飯倉熊野神社では恵比寿神のスタンプをいただくことができます!
アクセス:JR山手線・京浜東北線「鴬谷駅」より徒歩1分
御祭神:素戔嗚尊、伊弉諾尊、伊弉冉尊
ご利益:商売繁盛、恋愛成就、子授け、安産祈願、厄除、除災招福など
【弁財天】宝珠院

宝珠院は1685年に蓮池の弁天堂の建立と同時に増上寺三十世霊玄上人によって開創されました。弁天堂のほか、閻魔大王の木彫りの像が収められた閻魔堂があり多くの参拝客に親しまれています。境内には三竦み(さんすくみ)と呼ばれるヘビ、カエル、ナメクジの像があります。

宝珠院では弁財天のスタンプをいただきます!
アクセス:都営大江戸線「赤羽橋駅」徒歩約5分、都営三田線「芝公園駅」徒歩約7分
御本尊:阿弥陀如来坐像
ご利益:開運出世など
【宝船】十番稲荷神社

英信寺は、江戸時代初期に雄誉霊巌によって創建された浄土宗の寺院で、松平家の菩提寺としても知られています。弘法大師空海作と伝わる、三面に大黒天・弁財天・毘沙門天の顔をもつ「三面大黒天」を祀ることで有名です。

十番稲荷神社では宝船のスタンプをいただきます!
アクセス:都営大江戸線「麻布十番駅」徒歩0分、地下鉄南北線「麻布十番駅」徒歩5分
御祭神:倉稲魂神、日本武尊、市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命
ご利益:商売繁盛、金運、復縁、五穀豊穣、若返りなど
【大黒天】大法寺

大法寺(だいほうじ)は、慶長2年(1597)創建の歴史ある寺院で、地元では正式名よりも「一本松の大黒さま」の名で親しまれています。大法寺でお祀りするのは、三神具足(さんじんぐそく)の大黒天像で、弁財天の穏やかな顔立ちに、毘沙門天の鎧と冠を身につけ、大黒天の袋と打ち出の小槌を持つという大変珍しい姿をしています。
寺の前を通る坂は、大黒天が祀られていることにちなみ「大黒坂」と呼ばれ、町の風景の中に大法寺の信仰が深く根付いていることがうかがえます。

大法寺では大黒天のスタンプをいただきます!
アクセス:東京メトロ南北線、大江戸線「麻布十番駅」徒歩約4分
御本尊:三神具足大黒尊天
ご利益:福徳開運、財産授与など
【毘沙門天】麻布氷川神社

麻布氷川神社は938年に源経基が天慶の乱を起こした平将門を治めるために東征した際に創建された神社です。万治年間(1658~61)に一本松付近から現地へ移転したとされています。朱色の本殿と、大きな神輿が収められた神輿蔵が特徴的です。

麻布氷川神社では毘沙門天のスタンプをいただきます!
アクセス:東京メトロ南北線「麻布十番駅」徒歩8分
御祭神:素盞嗚尊と日本武尊
ご利益:勝運、商売繁盛、厄除け、開運、出世、学問上達、家内安全など
【寿老神】櫻田神社

櫻田神社は、治承4年(1180)、源頼朝の命により「霞山桜田明神」として創建されたと伝わります。文治5年(1189)には、頼朝が30貫の田畑を御神田として寄進し、一般の田と区別するために畔へ桜を植えたことが「桜田」の地名の由来になったとされています。長い歴史の中で武家との縁も深く、乃木希典大将や新撰組の沖田総司も参拝したと伝えられ、幕末・明治の歴史を感じさせる神社でもあります。

櫻田神社では寿老神のスタンプをいただきます!
アクセス:東京メトロ日比谷線「六本木駅」徒歩7分
御祭神:豊宇迦能賣神
ご利益:無病息災、健康長寿など
【福禄寿】天祖神社

天祖神社は1348年の南北朝時代に創建された歴史ある神社です。古くから武家からの信仰が篤く重宝されてきたほか、住所が港区六本木の「7-7-7」であることから縁起の良い神社として多くの参拝客が訪れます。金銀を含む色鮮やかな十色のおみくじも魅力の一つです。

天祖神社では福禄寿のスタンプをいただきます!
アクセス:東京メトロ日比谷線「六本木駅」徒歩5分、東京メトロ千代田線「乃木坂駅」徒歩5分
御祭神:天照大御神、伊邪那岐命、伊邪那美命
ご利益:商売繁盛、縁結び、病気平癒など
【布袋尊】久國神社

久國神社は粟田口久国作の刀が奉納されていることに由来して称された神社です。太田道灌が鎌倉時代の名工久国作の宝剣を寄進したことで、「久国稲荷大明神」として崇敬されています。福徳円満の神として信仰が厚い「布袋尊」をお祀りしており、ここに祀ってある布袋尊は、70年以上前に作られたとされる陶器の像です。

久國神社では布袋尊のスタンプをいただきます!これで8箇所全てコンプリートです!
アクセス:東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」徒歩5分
御祭神:倉稲魂命
ご利益:五穀豊穣、無病息災、商売繁盛、縁結び、厄除けなど
まとめ
港七福神めぐりは、アクセスの良さと見どころの多さを兼ね備えた、都心ならではの七福神巡礼です。それぞれの寺社に祀られる七福神はご利益も個性豊かで、参拝を重ねるごとに福を集めていく楽しさがあります。初詣や年始の開運祈願はもちろん、休日の散策や御朱印集めにもおすすめのコースです。ぜひ港区の街を歩きながら、七福神のご加護とともに新たな一年の幸運を願ってみてください!


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