「大年神(おおとしのかみ)」とは?穀物の神様として知られる神様の概要、ご利益を解説します!

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「大年神(おおとしのかみ)」とは?日本神話にて穀物の神様として知られる大年神(おおとしのかみ)について解説します!
 

大年神(おおとしのかみ)とは?

生まれについて

大年神(おおとしのかみ)は須佐之男命(スサノオノミコト)と神大市比売(カムオオイチヒメ)の間に生まれた二神(大年神・宇迦之御魂神)のうちの一柱です。

大年(大晦日)の客

大年神には「大年(大晦日)の客」と呼ばれる昔話が日本各地にあります。
昔、あるところに貧しい家があり、大晦日の晩に、そこへ大変貧しい身なりの人が一晩の宿のを求めてやってきました。その貧しい家の住人は快諾しその来客を泊めてあげました。翌日、目覚めてみるとその来客の姿はなく、たくさんのお金だけが残されていました。そのおかげで、貧しい家は非常に裕福になりました。その話を聞いた村人は「年神様がきたのだ」と言い、あやかるために大晦日に年神さまを祀るようになりました。

出雲国の建国

日本神話において大年神は出雲国の建国の話に登場します。有力な片腕であったスクナヒコナ神を失ったオオクニヌシ神が、出雲国の建国と運営のために優秀な人材を求めていると、それに応じるかのように遥か遠くの海上から大年神が現れます。
大年神は「これまで三諸山の山上にいたが、これより大和国に祀れ」とオオクニヌシ神に告げ、そうすれば一族をあげて力を貸すと伝えます。
大年神はイノヒメノ神との間に、大国御魂神、韓神、曾富理神、白日神、聖神の五柱をもうけます。また、香用比売神との間には大香山戸臣神、御年神をもうけます。さらに天知迦流美豆比売との間に奥津比売命、大山咋神、奥津日子神、奥津比売命、大土神、阿須波神、波比岐神と多くの神をもうけます。
いずれも国土造営、農耕、生産に関わる神々で、これら大年神の一族がオオクニヌシ神を全面的にサポートし、出雲国が発展していきました。

別名

  • 年神(トシガミ)
  • 大歳神(オオトシガミ)
  • 御年大神(ミトシノオオカミ)
  • 年徳神(トシトクジン)

御利益(ご利益)

大年神(おおとしのかみ)は穀物の守護神として五穀豊穣などのご利益があります。

御利益
◆御利益
・五穀豊穣、家内安全、商売繁盛、厄除け

大年神(おおとしのかみ)を祀る神社

下谷神社

東京都の下谷神社や静岡県の大歳御祖神社などでお祀りされています。

  • 下谷神社(東京都台東区)
  • 大歳御祖神社(静岡県静岡市)
  • 阿多由太神社(岐阜県高山市)
  • 飛騨一宮水無神社(岐阜県高山市)
  • 香良洲神社(三重県津市)
  • 大和神社(奈良県天理市)
  • 大穴持神社(鹿児島県霧島市)

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