「赤城姫(赤城大明神)」とは?赤城神社の御祭神として知られる赤城姫(赤城大明神)について解説します!
赤城姫(赤城大明神)とは?
「神道集」に収録された「上野国勢多郡鎮守赤城大明神事」に「赤城姫伝説」に関する記載が残されています。その昔、 「高延大将家成(こうのべたいしょういえなり)」という公卿が無実の罪で上野国に配流されてしまいました。高野辺家成には美しい娘が3人いて、それぞれ「淵名姫」「赤城姫」「伊香保姫」といったそうです。この3人の母親が亡くなった後、後妻に入った継母は三人の娘の美しさを妬んで殺害を計画します。長女の「淵名姫」が利根川に沈められて殺されてしまうと、次女の「赤城姫」は赤城山へ、末娘の「伊香保姫」は榛名山へ逃げました。「赤城姫」が赤城山へ逃亡し山中をさまよっていたところ、沼の竜神が姫を助けてくれました。「赤城姫」はその後、龍神の跡を継いで「赤城大明神」になったのだそうです。そこから「赤城姫」は「赤城大明神」として赤城山を守護する存在として信仰を集めています。
神道集
南北朝時代に完成した説話集のことです。熊野・二所・北野・諏訪・三島・赤城・葦刈など諸国の神社の縁起などを集録しています。御利益(ご利益)
赤城姫(赤城大明神)は良縁成就、安産、夫婦円満などのご利益があるとされています。赤城姫が祀られる神社は多くの女性が訪れるパワースポットとしても有名で、女性の願い事を必ず叶えてくれるとも言われています。
御利益
◆御利益・良縁成就、安産、夫婦円満
赤城姫(赤城大明神)を祀る神社

群馬県高崎市にある赤城神社(総本山)をはじめとして全国の赤城神社でお祀りされています。
- 赤城神社(群馬県高崎市)
- 全国の赤城神社
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