天津彦根命とは?天照大神の子で武神として知られる神様の概要やご利益を解説します!

日本の神様
天津彦根命(あまつひこねのみこと)は、天照大神の御子神のひとりであり、神話では神武天皇の祖先にもつながる重要な存在です。名前に「彦(=男子)」を持ち、武勇の象徴とされることから、戦いや勝負の神としても信仰されています。本記事では、天津彦根命の神格や神話、別名、ご利益、ゆかりの神社まで詳しくご紹介します。
 

天津彦根命(あまつひこねのみこと)とは?

天津彦根命は、天照大神と素戔嗚尊の誓約(うけい)によって生まれた五柱の男神のうちの一柱です。その名に「天」「彦」「根(根=霊威・力)」の文字を持つことから、天から降臨した強力な霊威を持つ男神とされています。古代では「天津神の正統な男子神」として重視され、武門や豪族に信仰されました。後世には勝負運・開運・武運長久の神としても篤く信仰されます。

日本神話におけるエピソード

天津彦根命には以下のような日本神話のエピソードがあります。

誓約(うけい)によって生まれた神

『古事記』によると、天津彦根命は天照大神と素戔嗚尊が「どちらがより清らかな子を生むか」という神聖な儀式である誓約(うけい)によって生まれた五男神の一柱です。この五男神は、天照大神の持ち物(勾玉)から素戔嗚が生んだとされ、結果として天照側に属する「天の御子」と認められます。天津彦根命はその中でも名の通り、天に縁深い、彦(男神)としての力の象徴とされています。

淡海の神との混同・伝承

一部の伝承では、天津彦根命が後に淡海(近江)に祀られる神様とされることもあり、近江(滋賀)地方では独自の信仰が見られます。また、神名の一部「彦根」が、現在の彦根市と関係あるとも言われています。

別名

  • 天津日子根命(あまつひこねのみこと)
  • 天日子根命(あめのひこねのみこと)

御利益(ご利益)

天津彦根命は勝運、武運長久などのご利益をいただくことができます。

御利益
◆御利益
・勝運、武運長久、開運招福

天津彦根命(あまつひこねのみこと)を祀る神社

多度大社

三重県の多度大社をはじめ多くの神社でお祀りされています。

  • 多度大社(三重県桑名市)
  • 桑名宗社(三重県桑名市)
  • 額田神社(三重県桑名市)
  • 竹田神社(滋賀県東近江市)
  • 出雲大神宮(京都府亀岡市)
  • 藍那天津彦根神社(兵庫県神戸市)
  • 小部天津彦根神社(兵庫県神戸市)
  • 王子神社(徳島県徳島市)
  • 室津神社(高知県室戸市)

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