「玉祖命(タマノオヤノミコト)」とは?八尺瓊勾玉をつくった神様の概要、御利益を解説します!!

日本史
「玉祖命(タマノオヤノミコト)」とは?日本神話にて八尺瓊勾玉をつくった神様として知られる玉祖命(タマノオヤノミコト)について解説します!
 

玉祖命(タマノオヤノミコト)とは?

タマノオヤは「八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)」をつくった神様で、天岩戸伝承ではそれを榊にかけて奉げたとされています。また、眼鏡のレンズにあたる部分を「玉」と呼んでいたことから眼鏡の神としても知られています。

天岩戸伝承
天照大神(アマテラス)が、弟の素戔鳴尊(スサノオ)の乱暴に怒って、天の岩屋へお隠れになった伝説。世の中は真っ暗闇になり、いろいろの悪い神々が出てきて、恐ろしいことや、悲しいことが次々に起こったとされています。

また、天孫降臨の時には邇邇芸命(ニニギノミコト)に随伴し、玉祖連(たまのおやのむらじ)の祖先となったとされています。

玉祖連(たまのおやのむらじ)
勾玉(まがたま)・管玉(くだたま)などを研磨製作した玉作部を統括することで古代朝廷に使えた

別名

・玉屋命(タマノヤノミコト)
・豊玉者(トヨタマノミコト)
・櫛明玉命(クシアカルタマノミコト)
・天明玉命(アメノアカルタマノミコト)
・天櫛明玉命(アメノクシアカルタマノミコト)
・羽明玉(ハカルタマ)
・羽明玉命(ハノアカルタマノミコト)

御利益

タマノオヤは「八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)」をつくった神様であることから、宝石業をはじめとした玉にゆかりのある御利益をいただくことができます。また、眼鏡のレンズにあたる部分を「玉」と呼んでいたことから眼鏡の神としても知られ、眼鏡やレンズに関連にも信仰があります。

御利益
◆御利益
・宝石業守護、眼鏡業守護、カメラ・レンズ業守護、商売繁盛、開運招福、金運向上

玉祖命(タマノオヤノミコト)を祀る神社

玉祖命(タマノオヤノミコト)を祀る玉祖神社
玉祖神社

・玉祖神社(大阪府八尾市)
・駒形根神社里宮(宮城県栗原市栗駒沼倉字一の宮)
・安房神社(千葉県館山市大神宮)
・比々多神社(神奈川県伊勢原市三ノ宮)
・玉諸神社(山梨県甲州市塩山竹森)
・玉作神社(静岡県沼津市黒瀬町)
・酒解神社(三重県伊賀市坂下)
・建部大社(滋賀県大津市神領)
・石作神社・玉作神社(滋賀県長浜市木之本町千田)
・門僕神社(奈良県宇陀郡曽爾村今井)
・櫛玉命神社(奈良県高市郡明日香村大字真弓字宮山)
・國懸神宮、日前神宮境内社(和歌山県和歌山市秋月)
・大麻神社(香川県善通寺市大麻町上ノ村山)
・板井神社(鳥取県鳥取市気高町奥沢見)
・玉作湯神社(島根県松江市玉湯町玉造)
・玉祖神社(山口県防府市大字大崎)
・船路八幡宮(山口県山口市徳地船路)
・三宅神社(宮崎県西都市三宅)

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