瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)とは?天孫降臨した天皇の祖神である神様の概要、御利益を解説します!!

日本史
「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」とは?日本神話にて天孫降臨した天皇の祖神となった神様として知られる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)について解説します!
 

瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)とは?

ニニギは、アマテラスの孫にあたる神様で宮崎の高千穂に降臨した天孫降臨伝承が有名です。アマテラスからの命令を受けて地上世界の統治を任され、人々の幸福と国の平安を祈る役割を担いました。

天孫降臨
天照大御神が、孫の瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に三種の神器である八咫鏡(やたのかがみ)・八尺瓊勾玉(やさかのまがたま)・草薙剣(くさなぎのつるぎ)を授け、日本国の総称である豊葦原水穂国(とよあしはらのみずほのくに)を素晴らしい国にするよう命じて天界から降りてきたもの。

ニニギは、木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)と結ばれ、3人の子供(ホデリ、ホスセリ、ホオリ)を産みます。神武天皇はホオリの孫とされており、そのことからニニギは天皇の祖神とされています。

コノハナノサクヤヒメとイワナガヒメ
コノハナノサクヤヒメの父は、姉の石長比売(イワナガヒメ)と共に嫁がせようとしましたが、ニニギは醜いイワナガヒメを送り返し、美しいコノハナノサクヤヒメとだけ結婚しました。イワナガヒメを妻にすればニニギの子孫の命は岩のように永遠となるはずであったのに、コノハナノサクヤヒメのみを妻にしたため、子孫である天皇に寿命が生じてしまったとされています。

別名

・天津彦彦火(あまつひこひこほ)邇邇杵尊
・天津彦根火(あまつひこねほ)瓊瓊杵根尊
・天饒石国饒石天津彦火瓊瓊杵尊など

御利益(ご利益)

ニニギの名前は「天地が豊かに賑わう神」を意味し、天孫降臨の際に稲作をこの地上にもたらしたとされています。そのため、五穀豊穣や商売繁盛の他、国家安寧、殖産振興などの御利益をいただくことができるとされています。

御利益
◆御利益
・五穀豊穣、商売繁盛、国家安寧、殖産振興

瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を祀る神社

瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を祀る霧島神社
霧島神宮

・霧島岑神社(宮崎県小林市)
・高千穂神社(宮崎県高千穂町)
・霧島神宮(鹿児島県霧島市)
・新田神社(鹿児島県薩摩川内市)
・築土神社(東京都千代田区)
・射水神社(富山県高岡市)
・子安神社(三重県紀宝町)
・常陸国総社宮(茨城県石岡市)
・国見神社(奈良県御所市)
・高瀧神社(千葉県市原市)
・六所神社(千葉県千葉市若葉区)
・椿大神社(三重県鈴鹿市)

皇孫が天孫降臨の際に使用した御船が降り立ったという伝承地が存在します。
・星宮神社 (栃木県佐野市)を含む星宮神社の一部

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