「伊邪那岐神(イザナギ)」とは?日本神話を語る上で重要な国産みの神様として知られる伊邪那岐神(イザナギ)について解説します!
伊邪那岐神(イザナギ)とは?
古事記では「伊邪那岐命」、また日本書紀では「伊弉諾神」と表記される通称「イザナギ」とは、日本神話に登場する男性の神様のことです。
最古の夫婦神のひとつで、イザナミとともに日本の国土や多くの神々を生み出しました。
名前の由来
「いざな」は「誘う(いざなう)」から成り、「ぎ」は男性を表す語とされています。※諸説あります。
伊邪那岐神(イザナギ)の御利益
イザナミとともに最古の夫婦神とされ、多くの神々を生み出したことから夫婦和合、縁結びの神様としても知られています。また、国土から自然といった世界を創り出していったことから殖産振興の神様として知られ、歴史上はじめての禊をされたことから、厄除の神様としても知られています。
御利益
◆御利益・厄除け、開運、夫婦円満、縁結び、恋愛成就、子孫繁栄、殖産振興
伊邪那岐神(イザナギ)を祀る神社

- 伊弉諾神宮(兵庫県淡路市) →『古事記』、『日本書紀』にイザナギの幽宮と伝わる式内明神大社です。
- おのころ島神社(兵庫県南あわじ市) →『古事記』・『日本書紀』の国産み神話に登場する、「おのころ島」と伝承される丘に立つ神社であり、イザナギ・イザナミを主祭神として祀っています。
- 江田神社(宮崎県宮崎市) →イザナギが禊を行ったとされる地です。
- 多賀大社(滋賀県多賀町)
- 月讀宮の伊佐奈岐宮(三重県伊勢市)
- 三峯神社(埼玉県秩父市) →ヤマトタケルが東征の際、碓氷峠に向かう途中で三峯山に登り、イザナギ・イザナミの国生みを偲んで創祀しました。
- 筑波山神社(茨城県つくば市)
- 常陸國總社宮(茨城県石岡市)
- 左右神社(千葉県東庄町)
- 高塚熊野神社(静岡県浜松市中央区)
- 雄山神社(富山県立山町)
- 熊野速玉大社(和歌山県新宮市)
- 佐太神社(島根県松江市)
- 小戸神社(福岡県福岡市西区) →『古事記』・『日本書紀』の筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原と伝わる。小戸大神宮、小戸小神宮。
- 全国の伊邪那岐神社
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