「須佐之男命(スサノオ)」とは?〜厄払いの神様〜

日本史
「須佐之男命(スサノオ)」とは?日本神話にて暴風の神様として信仰されている須佐之男命について解説します!
 

須佐之男命(スサノオ)とは?

スサノオは日本を作った神様「イザナギ」の子として生まれました。黄泉の国から戻ったイザナギが川で禊祓い(みそぎばらい)をしていた際、鼻を洗ったときに誕生したのがスサノオであったと言われています。
スサノオは同じく禊祓いの折に誕生した姉「太陽神アマテラス」、兄「夜の神ツクヨミ」を持つ末っ子です。この3柱の神を合わせて「三貴子(みはしらのうずのみこ)」と呼び、イザナギはそれぞれに役割を与えました。荒々しい乱行が目立ち、天上界から追放されますが、ヤマタノオロチ退治に成功するなど正義感が強く英雄的側面をも持つ神様です。武の神として崇められることもあります。

三貴子(みはしらのうずのみこ)

 黄泉の国から戻ったイザナギが川で禊祓い(みそぎばらい)をしていた際に生まれた貴い三柱の神様のことです。左の目を洗って生まれたのが「太陽神アマテラス」、右の目を洗って生まれたのが「夜の神ツクヨミ」、鼻を洗って生まれたのがスサノオです。

須佐之男命(スサノオ)の御利益

ヤマタノオロチなどを退治した強大な力から厄除けと開運の御利益があることで知られています。日本神話では、様々な困難を乗り越え、最終的には出雲の国で八岐大蛇を退治した英雄として描かれています。

御利益

◆御利益
・厄除け、開運、農業守護、商売繁盛、縁結び

須佐之男命(スサノオ)を祀る神社

須佐之男命を祀る八坂神社
八坂神社(京都)

スサノオをお祀りする神社には祇園信仰、津島信仰、氷川信仰などに基づくものが多く存在しています。

・熊野大社(島根県松江市)
・日御碕神社(島根県出雲市)
・津島神社(愛知県津島市)
・須佐神社(島根県出雲市)
・八重垣神社(島根県松江市)
・廣峯神社(兵庫県姫路市)
・素盞嗚神社(広島県福山市)
・八坂神社(京都府京都市東山区)
・氷川神社(埼玉県さいたま市大宮区)
・久武神社(島根県出雲市斐川町)
・熊野大社(島根県松江市
・熊野本宮大社(和歌山県田辺市)
 
・杭全神社(大阪府大阪市)
・大将軍八神社(京都市上京区)
・野々宮神社(大阪府堺市)
藤森神社 (京都府京都市伏見区)
・田出宇賀神社(福島県南会津町)
・亀都起神社(大分県玖珠町)
・長崎神社(東京都豊島区)

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